Step1. 乗ってもらう

ここがスタートラインです。ここに立ってもらえるかどうかが最初のポイント。好きになるかどうかは別の話ですが、とりあえずは乗ってもらう機会をつくらないと何もはじまってくれません。最初にどのようにサイクリングに誘うか。これは相手によって変える必要があるでしょう。身近な方であればある程度リアクションも想像できるでしょうし、どんな誘い方が有効か把握済みかも知れません。もともとサイクリングに興味のある人であれば抵抗はないかも知れませんが、想像もしていなかったような人にはとても高いハードルになります。乗る自転車に関しては、誰かに借りるかレンタルすれば気軽に乗れますが、問題がそこではない場合もあります。
 

「乗らない」理由でよくあるのは、
①車道を走るのがコワい
クルマがビュンビュン通る横を自転車で走るのは確かに危険で恐怖を感じるのが普通です。初めて乗る場合はなおさら。まずは走るコースをよく考えて比較的安全に走れる道を選び、危険な道では歩道に避ける等の安全策を取ることで、危険はある程度避けられ恐怖感も感じずに走れます。慣れるまではクルマの通らないサイクリングロードなどを走れば安心して安全に走る事ができます。
②スポーツタイプの自転車に乗るのがコワい
ままちゃりと違って車体の構造上股のすぐ下にフレームがあって乗り降りが怖い。これは自分にあったサイズの自転車に乗ることと、最初に乗り降りの練習をすることでたいていの場合クリアできます。どうしても怖い方はもっと乗り降りのしやすい自転車もあります。
③普段から運動をしていないので体力に自信が無い
誰でもいきなり長距離サイクリングができるわけではなく、何度も走るうちに体力が付き徐々に走れる距離が増えていきます。特に初心者の方は無理をせず、余裕のあるプランで走れば心配ありません。不安な方には電動アシスト付きの自転車を利用する方法もあります。
④日焼けがイヤ
確かに焼けます。山奥でも走らない限り日陰は無いに等しく、日傘をさして乗るわけにもいきません。これにはひたすら様々な「対策」をするしかなく、それをすることである程度防ぐことが可能です。
⑤季節が悪い
初めてサイクリングを体験するのなら気持ちの良い季節に乗りたいと思うのは当然です。そんな季節にちょうど乗ってみようということになれば良いのですが、なかなかそううまくはいきません。「今は暑いのでもうちょっと涼しくなってから」「寒いのが苦手なのでもっと暖かくなってから」それはそうなのですが、暑さ寒さの中でも意外に自転車で走ってみれば風が気持ち良く身体も温まります。乗ってみようかなと思った時が乗り時です。

一度断ったけど、じゃあ乗ってみようかとなればかなりスムーズ。後々「どハマり」するような人でも最初は「私はイイわ」と頑なに断る人が意外に多いんです。断り文句には余裕をもって微笑みを返しましょう。

ストレートに「自転車に乗ろうよ」と誘ってもOKという返事が返ってこない場合、次はコレを試しましょう。
「~に行かない?....自転車で」
「~食べに行こうよ!...自転車で」
お互い(特に相手)にとって魅力的な目的を設定できれば、テンションも上がって思っていたより簡単にクリアできるかも。大事なのは「自転車で~に行かない?」と先に言うのではなく、一拍置いた後で付け足すように言うところ。
これでも断られるパターンは、

「なんで?クルマ(電車)で良くない?」ここまでのやり取りは想定しておきましょう。ここからは「なぜ」自転車で行くのか、自転車で行く事にどんな意味があるのか、を説く必要があります。誘う方がサイクリストなら経験をもとに説得することが可能かも知れませんが、どちらも未経験の場合は想像をもとに話すことになるので少し難しくなります。ノリで押し切るのか冷静に説き伏せるのか。状況に応じた判断で。
説得方法①
「おもしろそう」「楽しそう」「いつもと違って変化がある」「普段にはない何か発見や良い意味でのハプニングがあるかも」など、とにかく何となく乗ってみようかなと思わせる。
説得方法②
「良い運動になる」「ストレス発散になる」「ごはんがおいしくなる」「達成感を得られる」など、そう言われればそうだなと思わせる。
説得方法③
「だまされたと思って」「今回1回だけ」など、そこまで言うのならと思わせる。

これでも「じゃあ」とならない場合もあるでしょう。ひょっとしたら次に誘った時にはすんなりいくかも知れないし、相手も実は興味が出てきて誘ってもらうのを待っているかも。本当に嫌がっている人を無理に誘うのはすぐに止めた方が良いですが、あなたがサイクリングの楽しさを信じているのなら時に強引に誘っても許してもらえるはずです。